MS、5月の更新プログラムは「緊急」2件 - メールクライアントの脆弱性などへ対応
両プログラムともに30日以内に不正プログラムが登場する可能性を示した「悪用可能性指標」は「不安定な悪用コードの可能性」となっており、優先の適用度は3段階中2番目。
実際に考えられる攻撃のシナリオだが、「MS10-030」の場合、不正なメールサーバへユーザーをアクセスさせる必要がある。また「MS10-031」についてもOfficeにおいて実行の許可をユーザーから得る必要がある。
いずれの脆弱性も悪用できる環境を得るためには、より高度な攻撃が成功している状況のため、マイクロソフトのセキュリティレスポンスマネージャである小野寺匠氏によれば、攻撃に用いられることは比較的考えにくいという。
今回「悪意のあるソフトウェアの削除ツール(MSRT)」も更新されており、偽セキュリティ対策ソフトの拡散に用いされているダウンローダー「Win32/Oficla」に対応している。
(Security NEXT - 2010/05/12 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
米当局、悪用が確認された既知脆弱性2件について注意喚起
「Node.js 18」がサポート終了 - 後継バージョンへ移行を
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「Splunk UBA」に複数脆弱性 - アップデートが公開
「Apache HttpClient」にドメイン検証を無効化する脆弱性
SonicWall「SMA100」の既知脆弱性狙う攻撃 - 侵害状況の確認を
SonicWall製ファイアウォールに脆弱性 - 認証回避や権限昇格のおそれ