Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「SharePoint」に特権昇格のおそれ - MSがパッチを開発中

マイクロソフトは、「SharePoint」に脆弱性が見つかったとしてアドバイザリを公表した。同社では更新プログラムの開発を進めている。

脆弱性が見つかったのは「Microsoft Windows SharePoint Services 3.0」「Microsoft Office SharePoint Server 2007」。「SharePoint」サイト内で特権の昇格が起こる任意のスクリプトを実行できるという。不正なURLをユーザーがクリックした場合、「SharePoint」サイトでユーザーと同じ特権でスクリプトを実行されるおそれがある。

同社では脆弱性を解決するセキュリティ更新プログラムの開発を進めており、定例外の提供を含め対応を検討している。また「SharePoint Help.aspx」へのアクセスを制限するなど、同社では緩和策をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2010/04/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性