約4割強の組織でサポート切れOSが稼働 - 「不明」の回答が2割弱も
約4割の企業において、サポートが終了したいわゆる「レガシーOS」が稼働していることがわかった。またこうしたOSが稼働している企業では、未知のウイルスへ感染経験を持つ企業が半数に達したという。
トレンドマイクロが、企業におけるレガシーOSの使用実態に関する調査を行い、結果を取りまとめたもの。3月24日から25日にかけて企業や団体の情報システム担当者を対象にインターネットを通じて実施したもので、有効回答数は412人。
同社によると、組織内で使用しているOSのうち、ベンダーのサポートが終了したOSが1台でも「ある」とした回答者は42.2%。「ない」とする企業も39.3%とほぼ同数だった。さらに18.5%は「不明」と回答している。
未知のウイルスへ感染した経験について尋ねた設問では、レガシーOSを使用していない企業では24.7%が「ある」と回答する一方、レガシーOSをなんらかの形で利用している企業では、50.6%と割合が高かった。
(Security NEXT - 2010/04/23 )
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