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キーボードドライバに見せかけたボットが拡散、政治的な攻撃か - ベトナム

マカフィーは、2009年末に発生し、2010年に入ってからGoogleやIntelなど米大手企業を中心に発生した「Operation Aurora」攻撃を調査する過程で、ベトナム国内のユーザーを狙ったあらたな攻撃を確認したこと発表した。

今回見つかった攻撃は、ベトナム語をサポートできるようにするキーボードドライバに見せかけたマルウェアで、感染するとボットネットワークを構築するもの。「Operation Aurora」攻撃を受けた一部企業のPCが感染していることを同社が確認した。

当初「Operation Aurora」と関係すると見られたが、その後の調査で直接関係ないことが判明。ボットネットの命令や制御を行うサーバのアクセス元はベトナム国内のIPアドレスで、攻撃の背景に政治的な意図があるとの憶測が一部出ている。

(Security NEXT - 2010/04/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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