セキュリティへの配慮を理由にPS3がLinux非対応へ
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、同社の家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」において、セキュリティへの配慮を理由に、Linuxなど他システムがインストールできる仕様を中止すると発表した。
一部機器において提供している「他のシステムのインストール」について、4月1日のアップデート「システムソフトウェアバージョン3.21」より非対応とするもので、同社では、今回の方針転換について「セキュリティの脆弱性に起因する問題に対応するため」と説明している。
同社では、既存の利用者に対して今回のアップデートについて「選択制」とし、「次回以降のシステムアップデートを実施しない限り引き続き利用できる」としているが、アップデートを行わないユーザーについては、一部サービスやコンテンツが制限される。
同社では、同機能を以前利用し、今回のシステムソフトウェアをアップデートの実施を希望するユーザーに対し、アップデート後はデータにアクセスできなくなるとして、必要に応じてバックアップするよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2010/03/30 )
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