Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

マルウェア配布サイトが倍増、ボットネット活発化でスパムの割合上昇 - メッセージラボまとめ

「Grum」発信のスパムは2月5日以降増加し、全スパムの26%を占めた。また2月17日にはスパム数が一時的に25%増加し月間最高記録を出したが、これは「Rustock」発信のスパムが増加したことが原因だという。

また2月の特徴として、スパムの容量の軽量化を挙げている。2009年10月時点では、平均容量が5.5Kバイトだったが、2月には3.3Kバイトにまで減少している。添付ファイルを含むスパムも減少傾向にあり、2009年4月には全スパムに対し10%だったが、2月には1%未満にまで減少した。

こうした傾向は、画像をメールに添付するのではなく、無料の画像ホスティングサイトを利用することでトラフィックを抑え、ボットネットからより多くのスパムを配信しようとする動きだと見られている。

国内の状況を見ると、スパムの割合は86.2%で、1月よりわずかに減少した。ウイルス感染メールの割合は602.6通に1通で、こちらは1月より大幅な減少を見せている。

(Security NEXT - 2010/03/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知