「nginx」に複数のクリティカル脆弱性 - 修正版が公開
ウェブサーバ「nginx」に複数の脆弱性が明らかとなった。有償版、オープンソース版のいずれも影響を受ける。
F5は現地時間2026年6月17日にセキュリティアドバイザリを公開し、3件の脆弱性「CVE-2026-42055」「CVE-2026-42530」「CVE-2026-48142」を明らかにした。
「CVE-2026-42055」は、「proxy」「grpc」モジュールに確認されたヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性。特定の構成とした場合に影響を受ける。悪用されるとワーカープロセスの再起動を引き起こしたり、メモリ保護機能の「ASLR(Address Space Layout Randomization)」が無効の場合、任意のコードが実行されるおそれがある。
「CVE-2026-42530」は「HTTP/3」モジュールに明らかとなった「Use After Free」の脆弱性で、オープンソース版のみ影響を受ける。「HTTP/3 QUIC」を利用する場合、細工したセッションにより、QPACKエンコーダストリームを再オープンさせることが可能でメモリ保護を回避できる場合はコードの実行が可能となる。
F5ではこれら2件の脆弱性について共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアを「9.2」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる。「CVSSv3.1」で評価した場合は「8.1」となり、重要度が「高(High)」となる。
(Security NEXT - 2026/06/18 )
ツイート
PR
関連記事
QNAP、脆弱性「PHP2Shell」へ順次対応 - 「NDR」向け更新は準備中
DB管理ツール「pgAdmin 4」に複数脆弱性 - 2件は「クリティカル」
「ServiceNow」にクリティカル脆弱性 - 修正版が公開
「GitLab」の悪用脆弱性、原因は「Ruby」 - 修正版が公開
「Ivanti Connect Secure」に追加脆弱性2件 - 連鎖攻撃を確認
「Chrome」で脆弱性21件を修正 - 「クリティカル」の脆弱性も
「PHP2Shell」汎用的なRCEは当面困難との分析 - 油断は禁物、他脆弱性との連鎖も
WatchGuard「Fireware OS」に複数脆弱性 - 7件がクリティカル
「VMware Cloud Foundation」に深刻な脆弱性 - 修正パッチを準備
「Sophos UTM」に深刻なRCE脆弱性 - EOLで手動パッチ必要

