Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

リムーバブルメディア経由で感染するマルウェアが活発、ランキングトップに - BitDefenderレポート

BitDefenderは、2月のインターネット脅威について取りまとめ、発表した。リムーバブルメディア経由で感染するマルウェアや、不正なPDFファイルを利用した攻撃などが目立っているという。

同社がまとめた脅威ランキングによれば、1月に1位だった「Trojan.Clicker.CM」はランキング自体から姿を消し、代わってリムーバブルメディア経由で感染を広げる「Trojan.AutorunInf.Gen」が、全体の9.09%を占めてトップになった。同じくオートラン機能を悪用する「Trojan.Autorun.AET」も7位に入っている。

2位はWindowsの脆弱性を悪用する「Win32.Worm.Downadup.Gen」で、ローカルネットワークやリムーバブルメディアで拡散するもののほか、偽ウイルス対策ソフトをインストールする最新の亜種も確認されている。

また、3位に「Exploit.PDF-JS.Gen」、4位に「Exploit.PDF-Payload.Gen」がランクインするなど、不正なPDFファイルを利用した攻撃も活発だった。

(Security NEXT - 2010/03/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知