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被害さえも「ブラックボックス化」するサイバー攻撃

不正サイトへ誘導するスクリプトは、難読化や検知しにくいようサブドメインに著名ドメインの文字列を挿入するなど、検知を逃れを行っており、バリエーションも多彩だ。セキュリティ対策ソフトも完璧ではなく、対応できない状況が発生する可能性は否定できない。

まさに被害者が被害の実態を理解できない「ブラックボックス化」を示す一例だ。こうした問題は「Gumblar亜種」に限らない。攻撃が複雑化しており、あらゆるサイバー攻撃で、同様の状況が発生する可能性がある。

被害が発覚したり、形跡を確認した時に「被害状況を正しく把握できるか」は、再発防止対策にとって重要なキーポイントだ。さらに踏み台になった場合は、外部へ与えた影響を正しく判断できなければ、二次被害が拡大する可能性がある。分析や判断を正しくできる自信がない時は、セキュリティの専門家へ相談することをお勧めしたい。

(Security NEXT - 2010/03/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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