Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

大学が学生に提供するポータルやウェブメールもフィッシング攻撃の標的に

フィッシング攻撃の矛先が広がりを見せている。金融機関を偽装する攻撃が中心だが、教育機関をはじめ、一般企業への攻撃が懸念されている。

メディア向けに説明を行ったRSAセキュリティのマーケティング統括本部プロダクトマーケティングマネージャーである水村明博氏によれば、1月に確認されたあらたな傾向として、米国大学が攻撃対象となっているという。

100225rs.jpg
水村氏

問題のフィッシング攻撃は、大学が学生へ提供するウェブポータルやウェブメールを装ったもので、ログインアカウントが詐取されるおそれがある。今まで発見された攻撃は米国の大学に対するもので、同国以外の大学を対象とした攻撃は見つかっていない。

(Security NEXT - 2010/02/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
「フィッシング詐欺」、1年に3回も被害あったケースも
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増