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「Gumblar」猛威、1カ月で336件のウェブサイトが改ざん - 企業サイトも127件が被害

2009年12月に300件以上のウェブサイトが改ざんされていたことが、セキュアブレインの調査により判明した。

同社の不正サイト検知サービスで検出した「Gumblar」による改ざんサイトの件数を、同社研究機関が取りまとめたもの。12月の1カ月間で336件の改ざんを確認しており、これらの約95%は国内サイトだった。

さらに改ざんされたサイトの運営主体を調べたところ、127件は企業サイトだったという。改ざん件数の動向について、四半期ベースで見ると増加傾向はより顕著で、2009年第3四半期299件から1427件へと大幅に上昇している。

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第3四半期と第4四半期の比較(セキュアブレイン)

(Security NEXT - 2010/01/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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