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人気Eコマース構築OSS「EC-CUBE」に顧客情報漏洩の脆弱性 - 早急な対策を

ショッピングサイトを構築できるオープンソースソフト「EC-CUBE」に、顧客情報の漏洩が発生する脆弱性が含まれていることがわかった。情報処理推進機構(IPA)では、脆弱性が与える影響が大きいと判断し、広く対策を呼びかけている。

脆弱性の影響を受けるのは、同ソフトVer 2.4.2未満。コミュニティ版の「r18068」から「r18428」についても脆弱性が含まれる。開発元であるロックオンでは、脆弱性の危険度を「高」に設定している。

脆弱性を解消する方法は、対策済みのソフトウェアを導入するほか、同パッケージに含まれる一部ファイルを修正することにより問題を回避することが可能。ロックオンでは、EC-CUBEのウェブサイト上で修正方法を案内している。

EC-CUBE
http://www.ec-cube.net/

ロックオン
http://www.lockon.co.jp/

情報処理推進機構(IPA)
http://www.ipa.go.jp/

(Security NEXT - 2009/12/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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