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共存型の無料セキュリティ対策ソフト「gred AntiVirusアクセラレータ」のひみつに迫る

定義ファイルの更新が必要ないことやCPUへの負担がないことなどクラウド技術の活用によるメリットがある一方、苦手なところもある。

たとえば、ブートセクターに感染するウイルスやマクロウイルス、クッキーなどの検出には向かない。クラウド技術ゆえに、利用時はインターネットへ接続されている必要があり、オフラインでは利用できない。

そのようなことを考えると、単独で利用することも可能だが、やはり従来のセキュリティ対策ソフトとの併用し、適材適所で活用したいソフトといえるだろう。インタフェースはシンプルで好感が持てる。

利用料は無料で、ダウンロードして利用できる。現時点で法人向け製品の提供や有料化など、同ソフトにより直接収益をあげる具体的な計画はないという。

同社では、同ソフト以外にもウェブサイトの監査サービスなど「gred」ブランドを展開しており、当分は認知度の向上などマーケティングの一環としてサービスを提供。今後の戦略は普及した時点であらためて検討したいそうだ。

セキュアブレイン
http://www.securebrain.co.jp/

(Security NEXT - 2009/12/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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