Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「IE 6」「同7」にリモートでコード実行される脆弱性 - MSがアドバイザリ

マイクロソフトは、同社ブラウザ「Internet Explorer」に未解決の脆弱性が見つかったとしてアドバイザリを公表した。

脆弱性が含まれるのは、「Microsoft Windows 2000 SP4」「IE 6 SP1」をはじめ、「Windows XP」や「Windows Vista」「Windows Server 2003」などサポート中のOS上で動作する「IE 6」「同7」。「Internet Explorer 5.01 Service Pack 4」「Internet Explorer 8」は影響を受けない。

今回見つかった脆弱性は、無効なポインター参照を行う不具合によるもの。削除されたCSSオブジェクトへアクセスが可能となり、攻撃者がユーザー権限を取得して、不正にコードを実行するおそれがある。

同社では、今回判明した脆弱性に対する攻撃は確認していないという。同社では脆弱性を解消するプログラムの開発を進めている。

また当面の対策として、インターネットゾーンのセキュリティ設定を「高」に設定することを案内している。同社によれば悪用を試行される可能性が残るものの、攻撃が成功する可能性を低く押させることができるという。

マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ(977981)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/977981.mspx

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

(Security NEXT - 2009/11/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Ivanti Workspace Control」に複数脆弱性 - アップデートを公開
新規セキュリティアドバイザリ14件を公開 - SAP
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「GitLab」に複数脆弱性 - 早急にアップデートを
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意