偽セキュリティソフトが1年ぶりに猛威 - IPAが注意呼びかけ
偽セキュリティ対策ソフトの感染が拡大している。情報処理推進機構(IPA)では、手口を知ることによって被害を未然に防ぐことができるとして、注意喚起を行った。
同機構では毎月、ウイルスに関する届け出を統計としてまとめているが、セキュリティ対策ソフトを装って金銭をだまし取る「偽セキュリティ対策ソフト」が増加傾向にあるという。
同機構の調査では、2008年10月に約5万件を検出して以来、収束の方向に向かっていたが、2009年9月、10月と再び3万件から4万件で推移するなど1年ぶりに拡大している。
同機構では、最近の感染経路として、マイクロソフトをはじめとする著名企業を偽装したメールの添付ファイルや、改ざんされたウェブサイトの閲覧が多いと指摘。身に覚えのないメールを開かないようにしたり、ウイルス対策の実施、OSやアプリケーションを最新の状態にしておくなど対策を呼びかけている。
(Security NEXT - 2009/11/06 )
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