道ですれ違いざまに拡散する不正プログラム
ドラゴンクエストシリーズといえば、国内屈指の有名ロールプレイングゲームだ。なかでも1988年に発売された「ドラゴンクエストIII」は、その人気ゆえに極度な品薄状態となり、子どもから脅し取る事件が発生するなど社会現象にまで発展した。
今も人気は衰えておらず、シリーズ最新作「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」が、7月はじめに携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」向けに発売されている。同作品も発売からわずか2カ月ちょっとで400万本を突破するなどベストセラーとなっている。
シリーズ開始当初は、データの書き換えができないロムカセットだった。その後大きく進化し、最新作では、端末に用意された無線通信機能などを発展している。無線機能を利用し、付近のユーザー同士がデータを気軽に交換できる「すれちがい通信」機能が話題で、最近ではテレビCMの放映も行われている。
しかし、こうしたゲーム機の進化の裏で、セキュリティの問題へ直面している。無線通信を通じて不正なデータが端末内部に侵入し、誤ってユーザーがデータへアクセスすると、ゲームの動作へ影響を及ぼすというのだ。
(Security NEXT - 2009/10/07 )
ツイート
PR
関連記事
中学校で生徒手帳用写真データが所在不明に - 奈良市
入札準備段階の機密情報含むデータを誤送信 - 名古屋市
ランサム被害で取引先情報が流出した可能性 - ニチノー緑化
「i-FILTER」に不正な定義ファイル読み込む脆弱性
「OpenSSL 3.5」に設定と挙動異なる脆弱性 - コピペミスで発生
複数機器でランサム被害、情報流出など調査中 - 日本ジッコウ
WAF「ModSecurity」に脆弱性 - リクエスト数回でメモリ枯渇
Samsung製デジタルサイネージの脆弱性狙う攻撃に注意
「Versa Concerto」に深刻な脆弱性 - 修正状況不明、詳細が公開
DMハガキを誤送付、リスト作成ミスで - 日経ラジオ