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千葉県職員が介護事業者の個人情報を紛失 - 一部が暗号化されておらず

千葉県は、健康福祉部保険指導課の職員が、介護保険サービス事業者に関する個人情報など9705件含むUSBメモリを持ち帰り、帰宅途中に紛失したと発表した。

所在が不明になっているのはデータバックアップ用のUSBメモリ。同職員は、9月25日に出張先での業務に使用するためメモリを鞄に入れて持ち帰り、帰宅途中に船橋市内で友人と食事。翌日の朝メモリ紛失に気付いたという。

介護保険関連の業務情報が保存されており、そのうち3つの資料に個人情報が含まれていた。介護保険サービス事業者に関する一覧表には、法人代表者2337人および事業所管理者7290人の自宅住所、電話番号、生年月日が含まれる。

また、72人分の氏名、住所、生年月日、役職が含まれる研修関連資料のほか、6人分の氏名、住所、所得状況、介護保険料に関する不服の内容など含む介護保険審査会資料もメモリに保存されていた。

同県のセキュリティポリシーでは、データ暗号化が義務付けられていたが、介護保険サービス事業者に関する一覧表については、暗号化されていなかった。同県では、関係者に対し説明と謝罪を進める。また、紛失した情報の外部流出は確認されていないという。

(Security NEXT - 2009/10/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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