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「Windowsセキュリティセンター」が誤警告か - 複数ベンダーが「正常動作」をアナウンス

セキュリティ対策ソフトの稼働状況を監視するWindowsの「Windowsセキュリティセンター」において、誤った警告表示が発生しているとし、複数のセキュリティベンダーが「セキュリティ上問題ない」とアナウンスを行っている。

問題の現象は「Windows Vista SP1」で発生しているもので、Kaspersky製品を取り扱うジャストシステムによれば、「Kaspersky Internet Security 2009」や「Kaspersky Anti-Virus 2009」の利用時に、ソフトが正常に動作しているにも関わらず、同センターによるマルウェア対策状況で「状態報告がサポートされなくなった形式によって行われている」との警告が表示されるという。

また「ESET Smart Security」「ESET NOD32アンチウイルス」の旧バージョンにおいても同様の現象が発生しており、両ソフトを販売するキヤノンITソリューションズでは、セキュリティ上問題ないとしてアナウンスを行っている。

Kaspersky Labでは、「Windowsセキュリティセンター」においてデータの処理手順が変更されたことが原因によるものとし、従来どおりのデータが処理されない状態になったと説明。対応を検討しているものの現時点では詳細は決まっていないという。

一方、ESET製品についてはv3.0以前のバージョンが監視対象ではなくなったのが原因としており、「同V4.0」へバージョンアップすることにより問題を回避できるため、キヤノンITソリューションズアップデートを呼びかけているほか、アラートの停止方法などを説明している。

JUST Kaspersky
http://www.just-kaspersky.jp/

キヤノンITソリューションズ
http://www.canon-its.co.jp/

(Security NEXT - 2009/07/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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