Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ツークリック詐欺」の請求額は5万円を割る価格

トレンドマイクロは、インターネット上で発生している詐欺の実情について、メディアの記者を対象に説明会を開催した。

同社上級セキュリティエキスパートである黒木直樹氏が登壇し、より巧妙化する「ツークリック詐欺」などを中心にネット詐欺の動向について紹介した。

090714tm.jpg
トレンドマイクロの黒木氏

同氏は、インターネット利用の変化に合わせて詐欺の手法も変わると指摘。ネットワークを利用した詐欺としては、モデムを悪用して国際電話やダイアルQ2などへ不正接続を行う「ダイアラー」が先駆けだが、依然としてモデム接続が主流の国では攻撃に利用されているという。

一方ブロードバンドが普及した日本国内では、オークションで商品をだまし取ったりフィッシングといった攻撃が発生。さらにこうした攻撃を組み合わせた「ハイブリッド」攻撃も確認されている。住居へ侵入して金品を盗むのではなく、パソコン内の情報を盗むなどより悪質に変化している。

(Security NEXT - 2009/07/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
まもなくGWの長期休暇 - セキュリティ対策の確認を
「自分は絶対に大丈夫!」との思い込みこそ危険 - 無料啓発教材を公開
警告音付き偽画面でサポート詐欺被害、支払要求で気付く - 松山大
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
詐欺撃退録音機の申請者情報が記載された地図を紛失 - 柏市
サポート詐欺でPCが遠隔操作、情報流出は調査中 - 作大
道の駅がサポート詐欺被害 - 異変気づき電源切るも遠隔操作の痕跡