Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ツークリック詐欺」の請求額は5万円を割る価格

トレンドマイクロは、インターネット上で発生している詐欺の実情について、メディアの記者を対象に説明会を開催した。

同社上級セキュリティエキスパートである黒木直樹氏が登壇し、より巧妙化する「ツークリック詐欺」などを中心にネット詐欺の動向について紹介した。

090714tm.jpg
トレンドマイクロの黒木氏

同氏は、インターネット利用の変化に合わせて詐欺の手法も変わると指摘。ネットワークを利用した詐欺としては、モデムを悪用して国際電話やダイアルQ2などへ不正接続を行う「ダイアラー」が先駆けだが、依然としてモデム接続が主流の国では攻撃に利用されているという。

一方ブロードバンドが普及した日本国内では、オークションで商品をだまし取ったりフィッシングといった攻撃が発生。さらにこうした攻撃を組み合わせた「ハイブリッド」攻撃も確認されている。住居へ侵入して金品を盗むのではなく、パソコン内の情報を盗むなどより悪質に変化している。

(Security NEXT - 2009/07/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
Amazon関連ドメイン取得、3週間で700件以上 - プライム感謝祭を標的か
顧客情報含む電子媒体を紛失、定期チェックで判明 - 三井住友信託銀
メールセキュ製品「Libraesva ESG」に脆弱性 - すでに悪用も、国家関与か
先週注目された記事(2025年9月21日〜2025年9月27日)
都委託先でサポート詐欺被害 - 個人情報流出のおそれ
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
夏季休暇に備えてセキュリティ対策の見直しを
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
大音量で煽る「サポート詐欺」の被害、端末内部に学生情報 - 名大