Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

難病患者の個人情報約5万件含むMOが所在不明に - 千葉県

市原健康福祉センターが千葉県の疾病対策課に宛てに発送した難病患者の個人情報含むMOが、所在不明になっていることが明らかになった。

紛失したのは、難病患者の個人情報5万869件が記録されていたMOで、患者の氏名、住所、電話番号、生年月日のほか、疾患名、医療機関名、重症開始基準日、保険種別、介護保険コードなどが含まれる。

市原健康福祉センターでは、7月2日に職員2人の立会いのもと、緩衝シートとダンボール片で保護した状態で特定疾患医療受給者票交付申請書類とともにダンボール箱に入れ、ゆうパックで発送したという。

一方疾病対策課では受領しておらず、紛失が判明した7日から9日にかけて捜索したが発見できなかった。郵便局にも確認を行ったが、郵送中の破損によりMOが箱から落ちるなどの事故は発生していないという。

同県では対象となる患者に説明と謝罪を行うとともに、今後不審な問い合わせなどが発生した場合には最寄りの保健所へ連絡するよう注意喚起を行うとしている。また今回の事故を受け、患者情報は職員が直接持参すること、および暗号化によるセキュリティ対策などを徹底するとしている。

(Security NEXT - 2009/07/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
学会資料に関する患者情報含んだUSBメモリが所在不明に - 山口大病院
受託要配慮個人情報含むPC紛失、約1カ月後に回収 - 日本健康文化振興会
高校で生徒の個人情報含む出席簿を紛失 - 東京都
高齢者世帯名簿を民生委員が紛失、誤廃棄の可能性 - 春日部市
入院患者情報含むUSBメモリが所在不明 - 淡路医療センター
申請書など受領書類の紛失が複数判明、管理不十分で - 厚労省
小学校で卒業生台帳が所在不明、鍵付金庫で保管 - 葛飾区
個人情報が記載されたチケットが所在不明に - 神戸六甲鉄道
学生情報含む書類を電車内に置き忘れて紛失 - 洗足学園音大