Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

形骸化した一部のルールが、ルール全体の形骸化に向かう - トレンドの情報漏洩動向説明会

※本記事はメールマガジン「3分で読める! 今週のITセキュリティ」2009年6月19日号に掲載されたものです。

トレンドマイクロは16日、都内で記者を対象とした情報漏洩リスクに関する説明会を開催した。

2008年9月に発生した金融危機以降、世界規模で急速に経済が冷え込み、企業の経済活動はもちろん、雇用情勢など大きな影響を与えているが、今回実施された説明会は、こうした状況下において企業が直面する「情報漏洩リスク」について取りまとめ、解説した。

最初に説明を行った同社ソリューションビジネス推進部の横川典子氏は、国内企業の情報漏洩状況を紹介した。同社が2008年に実施した調査では、1年間で 9%が漏洩事件を経験したと回答。さらに13%については「わからない」と答えており、危険そのものを把握できていない現状があるという。

さらに漏洩原因の78%が内部によるもの。偶発的な事故が大半であるものの、不正持ち出しや内部犯罪といった意図的な犯罪行為も漏洩全体の約5%に上っている。

090622tm1.jpg
横川典子氏

(Security NEXT - 2009/06/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
顧客情報含むハンディ端末が所在不明に - ミツウロコヴェッセル
サイトが改ざん被害、外部へ誘導される状態に - 京都府社会福祉協議会
増加傾向から一転、被害額が4割弱減 - クレカ不正利用
進学情報サイトにサイバー攻撃 - 学生情報が流出した可能性
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消