Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「MS09-024」は2年近く前にIPA経由で報告した脆弱性 - フォティーンフォティがアドバイザリ

フォティーンフォティ技術研究所は、マイクロソフトが6月10日に公開した「Microsoft Worksコンバータ」の脆弱性についてアドバイザリを公表した。

問題の脆弱性は、「Worksコンバータ」のフォント処理にスタックベースのバッファオーバフローの脆弱性が含まれているもの。細工されたWorksファイルを、同コンバータを利用してOfficeで開くと任意のコードが実行される可能性がある。

問題の脆弱性は同社の鵜飼裕司氏が発見し、2007年8月に情報処理推進機構(IPA)を通じて報告していたものだという。マイクロソフトでは、脆弱性の悪用は確認していないとしているが、最大深刻度「高」としており、セキュリティ更新プログラムの提供を開始している。

フォティーンフォティ技術研究所
http://www.fourteenforty.jp/

(Security NEXT - 2009/06/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
「BIND 9」の脆弱性、関連機関がアップデートを強く推奨
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「VMware ESXi」「vCenter Server」に脆弱性 - 修正パッチが公開
Oktaのウェブブラウザ向けプラグインにXSS脆弱性
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正
米当局、「Twilio」や「IE」の脆弱性悪用に注意呼びかけ