「DirectX」に脆弱性、ゼロデイ攻撃も発生 - MSがパッチを開発中
マイクロソフトは、「DirectX」に脆弱性が見つかったとして、アドバイザリを公開した。
「DirectShow」に脆弱性が存在し、細工が施された「QuickTimeメディアファイル」を開くとリモートでコードが実行されるおそれがあるもの。ウェブサイト経由で攻撃など行われる可能性がある。同社では「限定的」としながらも、すでに悪用コードによる攻撃を確認しているという。
同社によれば、脆弱性が含まれるのは、「Windows 2000 SP4」「Windows XP」「Windows Server 2003」で、「Windows Vista」および「Windows Server 2008」への影響は否定している。
同社は、脆弱性に関する詳細について調査を進めており、開発中のセキュリティ更新プログラムについて、定例外の提供も視野に入れ、対策を検討している。
Microsoft DirectShow の脆弱性により、リモートでコードが実行される
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/971778.mspx
マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/
(Security NEXT - 2009/05/29 )
ツイート
PR
関連記事
「IBM QRadar SIEM」に複数脆弱性 - 修正パッチをリリース
ゲームサーバ管理ツール「Pterodactyl Panel」に脆弱性 - 悪用の動きも
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「GeoTools」にXXE脆弱性 - 「GeoServer」なども影響
「Roundcube」にアップデート - 前バージョンの不具合を解消
Trend Microの暗号化管理製品にRCEや認証回避など深刻な脆弱性
マルウェア対策ソフト「ClamAV」に深刻な脆弱性 - パッチが公開
脆弱性スキャナ「Nessus」のWindows版エージェントに複数脆弱性
「Veeam Backup & Replication」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「IBM Backup, Recovery and Media Services for i」に権限昇格の脆弱性