「ASP・SaaS事業者による医療情報の取扱ガイドライン」でパブコメ実施
総務省は、「ASP・SaaS事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガイドライン案」についてパブリックコメントを実施している。募集締め切りは6月18日。
同案は、医療情報を処理するASPやSaaS事業者における安全性の確保について一定の基準を示すガイドライン案。総務省とASPICが合同で設立した「ASP・SaaS普及促進協議会」の「医療・福祉情報サービス展開委員会」において、医療情報の安全性や利用促進などを念頭に検討を進め、策定した。
医療情報は、取り扱いにおいてより高度なセキュリティ対策が必要とされ、従来より医療関係者は関連法規やガイドラインで安全管理措置が義務づけられている。一歩で技術の発展により医療関係者がこうした対応が困難だったり、医療機関ではないASPやSaaS事業者がサービスを提供する状況が生まれている。
今回のガイドライン案ではこうした現状を踏まえ、ASPやSaaS運営事業者が分担する責任や、安全管理における要求事項、契約や合意の考え方や注意点など取りまとめられている。
(Security NEXT - 2009/05/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
スマート工場のセキュリティ対策事例 - IPAが調査報告書
2Qの脆弱性届け出、ソフトとウェブともに減少
「サイバーセキュリティ経営可視化ツール」の新版公開 - 業界平均と比較可能に
個情委、電力会社に行政指導 - 資源エネルギー庁も
企業サイト狙う不正アクセスに注意 - 警察庁ら呼びかけ
フィッシング対策GLを改訂 - 要件から「EV証明書」の記載削除
中小企業向けセキュリティ対策ガイドラインが約4年ぶりに改訂 - インシデント対応の手引きも
医療情報取扱システム提供事業者の安全管理GLを改定 - パブコメ実施
「ビルシステムのセキュリティ対策ガイドライン」約4年ぶりに改訂
1Qの脆弱性届け出 - ソフトとウェブサイトのいずれも増加