Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

中堅、中小企業ではISPが提供するメール向けセキュリティ対策サービスの活用進む - アリババ調査

メールのウイルス対策サービスを利用する中堅、中小企業が、約7割に上ることがアリババの調査で判明した。

B2Bサイト「Alibaba JAPAN」を運営するアリババが、1月6日、7日の2日間にわたり従業員数250人以下の中堅、中小企業の経営者300人を対象としたインターネット調査を実施し、判明したもの。

経営する会社でインターネットを接続している288人へセキュリティ対策について尋ねたところ、メールのウイルス感染チェックや削除サービスを利用しているとの回答が68.3%でトップ。ウイルス対策ソフトの導入サービスを活用する企業も60.6%と多かった。迷惑メールのフィルタリングサービスも51.9%で半数を超えている。

上位3サービスは50%を越える利用率だが、4位以下はいずれも20%を下回った。ウェブサイトのフィルタリングサービスは19.2%。メールサーバのバックアップサービス(13.5%)、サーバ監視サービス(12.5%)。メールやファイルの暗号化サービス(9.6%)が続いた。

また今回の調査では、パソコンの普及率なども明らかになっている。「社員1人につき1台以上」を利用する企業が5割以上となった。さらにパソコンにインストールされているOSを尋ねたところ、「Windows XP」が80.6%と大半を占めた。次いで「Windows Vista(11.5%)」「Windows 2000(4.5%)」だった。

(Security NEXT - 2009/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「SECURITY ACTION」の宣言事業者、約4割が効果を実感
経営者が想定すべきインシデント発生時のダメージ - JNSA調査
「WordPress」における不用意な露出に注意 - 攻撃の糸口となることも
ランサムウェア感染組織の平均被害金額は2386万円 - JNSA調査
ランサム被害、中小企業が6割弱 - 暗号化しない脅迫も
ランサム被害が前年比約1.5倍 - バックアップ取得も復元に難あり
警察へのランサム被害報告、1年で倍増 - 目立つ「VPN機器」経由の侵入
2021年度下半期、標的型攻撃対応で62件の緊急レスキュー実施
4割弱の中小企業、改正個情法の内容「知らない」 - 4社に3社は漏洩報告義務把握せず
2021年のランサム被害報告は146件 - 目立つVPN経由の侵入