Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IPAを詐称する不審メールが発生 - 標的型攻撃か

情報処理推進機構(IPA)は、同機構を装った不審メールが発生しているとして注意を呼びかけている。

同機構が運営するセキュリティセンターの組織名やメールアドレスを詐称したメールが特定の企業や組織に対して送信されているもので、メールには同センターが配信する情報を模倣したファイルが添付されているという。

同機構では、注意喚起や報告書の公表などに関するメールは、事前に配信登録したアドレス以外には送信しておらず、添付ファイルについても送信することもないとして、誤って添付ファイルなどを開いたりしないよう注意を呼びかけている。

特定の組織に対してウイルスに感染するファイルを送り付ける「標的型攻撃」は、ウイルス対策ソフトなどで検知されないケースも多く、同機構では、以前より相談窓口「不審メール110番」を設置している。

こうしたメールを受信したり、組織の名をかたり標的型攻撃メールが送信された場合などは連絡してほしいと呼びかけている。

不審メール110番
http://www.ipa.go.jp/security/virus/fushin110.html

情報処理推進機構
http://www.ipa.go.jp/

(Security NEXT - 2008/11/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール誤送信でファンクラブ会員のメアド流出 - クリアソン新宿
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
スポーツ用品販売のヒマラヤ公式Xが乗っ取り被害 - なりすましDMに注意
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施