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Serverサービスの脆弱性を狙う「WORM_GIMMIV.A」を確認 - トレンドマイクロ

WindowsのServerサービスに存在する脆弱性「MS08-067」を攻撃するワーム「WORM_GIMMIV.A」が発生している。

トレンドマイクロが伝えたもので、セキュリティ更新プログラムが定例外で公開された24日に、脆弱性を利用するウイルスにより「TSPY_GIMMIV.A」へ感染する被害がオランダや米国など複数国で発生していた。

同社では詳細を調べていたが、「TSPY_GIMMIV.A」への感染は「WORM_GIMMIV.A」の活動であることが25日に判明したという。同社では「WORM_GIMMIV.A」について危険度は「低」としながらも、ワーム感染やファイルのダウンロード、レジストリの改変など行い、ダメージ度、感染力のいずれも「高」に設定している。

また、シマンテックをはじめとするセキュリティベンダー各社も「Trojan.Gimmiv.A」などとして同様に感染を確認したと公表している。

一方マイクロソフトでは、脆弱性を悪用するコードが公開され、標的型攻撃が発生していることについては28日のアドバイザリで認めているものの、ワームの発生については否定している。

(Security NEXT - 2008/10/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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