全日空のシステム障害、原因は暗号化認証の期限切れ
全日空は、国内線搭乗手続きシステムに障害が発生した問題で、原因と再発防止策について発表した。
9月14日未明に発生したシステム障害により搭乗手続きができなくなり、国内線421便に欠航または遅延が生じた問題を受けて詳細を発表したもの。
同社では各機器の動作記録などを分析して原因の究明を進めてきたが、調査の結果、搭乗手続き端末を管理しているシステムの暗号化認証機能の有効期限切れが原因だったことがわかったという。
同社によれば、2005年に管理システムを導入した際、暗号化認証機能は未使用だったため、有効期限を初期設定である3年に設定。その後導入した端末で同機能を使用したものの、初期設定のまま利用していたことから、期限切れが発生した。
同社では暗号化認証機能の有効期限を延長。また再発防止に向けて、システムの各種機能の有効期限について点検を実施。今後は社外の第三者によるシステム開発プロセスの審査体制を導入するとしている。
(Security NEXT - 2008/09/19 )
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