ボットの未知検体数が前月の10分の1以下に - CCCまとめ
サイバークリーンセンターは、2008年7月の活動実績を取りまとめ、公表した。収集検体総数や同定検体数は増加する一方、未知検体数が前月から大幅に減少した。
同センターが、ハニーポットなどを利用して収集した7月のボット収集総数は6月の57万8290件から上昇し、65万5320体だった。また重複を除く「同定検体数」は10万284体で6万423件から大幅に上昇した。
同センターでは、6月下旬にハニーポットを追加しており、7月上旬に収集数が増加。月後半は、海外の大量配布サイトの休止や攻撃サイトの追加などがあり、日によって収集数の増減が激しかったという。
既知検体数は、ハニーポット内で増殖が発生した影響から増加。一方、同センターで提供するボット対策ソフト「CCCクリーナ」のエンジン変更によりGeneric検出機能が強化されたことから、セキュリティ対策ソフトなどで検知できない未知の検体数は、前月の3480件から激減し、302件と10分の1以下の水準となっている。
(Security NEXT - 2008/09/09 )
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