Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Word 2002 SP3」に脆弱性見つかる - 標的型のゼロデイ攻撃も発生

「Word 2002 SP3」に脆弱性があることがわかった。すでにゼロデイ攻撃も発生しており、マイクロソフトでは脆弱性について調査を進めているという。

今回脆弱性が見つかったのは、「Microsoft Office Word 2002 SP3」。攻撃者により細工が施されたdocファイルを開くとアプリケーションが不正終了したり、任意のコードが実行されるおそれがある。すでに特定の組織などを対象とした標的型攻撃が確認されている。

同社では、調査終了後に更新パッチの提供など対策を実施する予定で、それまで信頼できないファイルを開いたり、保存しないよう注意を呼びかけている。

Microsoft Word の脆弱性により、リモートでコードが実行される
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/953635.mspx

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

(Security NEXT - 2008/07/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Ivanti、「外部整合性チェックツール」の機能強化版を公開
MS、「Microsoft Edge 103.0.1264.49」を公開 - ゼロデイ脆弱性に対処