Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

長期通院する被生活保護者の名簿が相次いで所在不明に - 横浜市金沢区

横浜市金沢区において、6月に長期間通院する被生活保護者の名簿を紛失する事故が相次いで発生した。

所在不明となっているのは、1年以上外来に通院する被生活保護者の個人情報が記載された「長期外来患者名簿」などで、生活保護業務嘱託医による審査を受けるため、準備していた書類だという。

140人分の氏名、年齢、医療機関名、外来期間、傷病名などが含まれている。さらにそのうち18人分に関しては、「長期外来患者検討票」や主治医による診療見込みなどが記載された「医療要否意見書」、「レセプト」なども含まれる。

6月17日から18日にかけて、3人のケースワーカーがそれぞれ所持していた書類が見当たらないことが判明。事務室や書庫から庁舎全体まで捜索したが見つからなかった。5月27日から6月3日にかけて紛失した可能性が高いと同区では説明している。

同区では、対象となる被保護者に対し直接訪問して謝罪する。書類の管理に問題があったとして、体制を整備、再発防止を目指す。

(Security NEXT - 2008/07/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

学会資料に関する患者情報含んだUSBメモリが所在不明に - 山口大病院
受託要配慮個人情報含むPC紛失、約1カ月後に回収 - 日本健康文化振興会
高校で生徒の個人情報含む出席簿を紛失 - 東京都
高齢者世帯名簿を民生委員が紛失、誤廃棄の可能性 - 春日部市
入院患者情報含むUSBメモリが所在不明 - 淡路医療センター
申請書など受領書類の紛失が複数判明、管理不十分で - 厚労省
小学校で卒業生台帳が所在不明、鍵付金庫で保管 - 葛飾区
個人情報が記載されたチケットが所在不明に - 神戸六甲鉄道
学生情報含む書類を電車内に置き忘れて紛失 - 洗足学園音大
個人情報含むUSBメモリ4本が所在不明、監査で発覚 - 静岡県