Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

SCCM 2007に一部環境でセキュリティパッチを展開できない問題

IT資産の管理や更新プログラムの管理が行える「System Center Configuration Manager(SCCM) 2007」において、一部環境下でセキュリティ更新プログラムを展開できないとの報告を受け、マイクロソフトは調査を進めている。

マイクロソフトが公表したアドバイザリによれば、「SCCM 2007」において、「Systems Management Server(SMS) 2003クライアント」に対し、更新プログラムを展開できない不具合が報告されているという。そのため、6月に公開された最新のセキュリティ更新プログラムを適用するには、SCCM 2007の「ソフトウェア配布機能」や、「WSUS」「SMS 2003サイトサーバ」などを利用する必要がある。

マイクロソフトでは、不具合についてセキュリティ上の脆弱性ではないとしているが、今後問題を解決する更新プログラムを提供する予定。

System Center Configuration Manager 2007 によるセキュリティ更新プログラムの展開がブロックされる
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/954474.mspx

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

(Security NEXT - 2008/06/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
先週注目された記事(2024年4月7日〜2024年4月13日)
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中