SQLインジェクションワームが「Flash Player」の脆弱性を悪用
NTTデータ・セキュリティは、SQLインジェクション攻撃を行うワームが、「Adobe Flash Player」の脆弱性を利用するケースがあるとして注意を呼びかけている。
同社が公表したレポートによれば、ワームのSQLインジェクション攻撃により改ざん被害を受けたウェブサイトが誘導するサイトのなかに、「Adobe Flash Player」の脆弱性を攻撃するケースが確認されたという。攻撃が成功した場合、マルウェアがダウンロードされるおそれがある。
また、誘導先となる不正サイトでは、コードの圧縮や変数の省略、文字コードの変換など、セキュリティ対策ソフトやIDSなどのパターンマッチングを回避するために難読化されたスクリプトが用いられるケースが発生しており、同社では攻撃方法が巧妙化しているとして警告を発している。
(Security NEXT - 2008/06/02 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
DjangoフレームワークにSQLi脆弱性 - アップデートで修正
IBMのAIプラットフォームにSQLi脆弱性 - 修正を実施
「ICS」や「Avalanche」などIvanti複数製品に脆弱性
PHP向けDBライブラリ「ADOdb」の「SQLite3ドライバ」に深刻な脆弱性
2Q「JVN iPedia」登録は1万件超 - 98.7%が「NVD」情報
「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満
「SharePoint」「FortiWeb」の脆弱性悪用に警告 - 即日対応の緊急要請も
中高生向け動画教材サイトにSQLi攻撃 - 新興出版社啓林館
「FortiWeb」の深刻な脆弱性、詳細やPoCが公開
「FortiWeb」に認証不要でコマンド実行が可能となるSQLi脆弱性