MSの脆弱性公表から1日あまりでエクスプロイトコードが登場
マイクロソフトが、4月9日に「GDI」に関する複数の脆弱性を公表し、更新プログラムの提供を開始したが、早くも脆弱性を攻撃するエクスプロイトコードが見つかり、セキュリティベンダーが注意を発している。
今回攻撃の対象とされた脆弱性は、EMFやWMFファイルなど、画像ファイルの処理に問題があり、外部からコードが実行される可能性があるもので、マイクロソフトでは脆弱性の深刻度を「緊急」として、4月9日より更新プログラムの提供を開始している。
Symantecでは、翌10日に脆弱性を攻撃するプログラムを確認。見つかった不正プログラムは実用的ではなかったものの、実行可能な別の不正ファイルをダウンロードする機能が含まれており、感染するとIE経由で中国のサーバから悪意あるコードをダウンロードするように設計されていたという。
(Security NEXT - 2008/04/14 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
MS、8月の月例セキュリティ更新で100件以上の脆弱性に対応
米政府、「Exchange Server」脆弱性で緊急指令 - 週末返上での対応求める
DBD攻撃で拡大、ランサムウェア「Interlock」に警戒を
「SharePoint Server」に深刻な脆弱性「ToolShell」 - すでに悪用も
MS、7月の月例セキュリティパッチを公開 - 前月の約2倍
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
MS、月例セキュリティ更新を公開 - 複数のゼロデイ脆弱性に対処
バックアップ管理ツール「Commvault Command Center」に深刻な脆弱性
MS、月例セキュリティ更新を公開 - ゼロデイ修正パッチが一部準備中