Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

マイクロソフト、「緊急」5件などセキュリティ更新プログラムを公開

マイクロソフトは、4月の月例セキュリティ更新プログラムとして、深刻度が「緊急」とされる5件を含む8件を公開した。

深刻度が「緊急」として公開されたのは、「GDI」や「Microsoft Office Project」「VBScriptおよびJScripのスクリプトエンジン」「Internet Explorer」「ActiveX Kill Bit」の脆弱性を解消するプログラム。いずれも同社へ非公開で報告された脆弱性を解消するもので、脆弱性を攻撃された場合、リモートでコードが実行されるおそれがある。

EMFやWMFファイルを開く際の処理に問題がある「GDI」の脆弱性をはじめ、「VBScriptおよびJScripのスクリプトエンジン」「Internet Explorer」に関する脆弱性については、ブラウザ経由で攻撃が行われる可能性がある。また、「ActiveX Kill Bit」は、「Yahoo! Music Jukebox」で利用されるプログラムも含まれる。

また「重要」とされたプログラムは、細工をしたファイルを開くことによりリモートでコードが実行される「Visio」の脆弱性や、なりすましや不正なリダイレクトが発生するDNS、特権の昇格が発生するWindowsの問題を解消する。

2008年4月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS08-apr.mspx

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

(Security NEXT - 2008/04/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

MS、4月の月例パッチで脆弱性147件に対応 - 1件は悪用済み
「Exchange Server」の脆弱性、すでに悪用 - MSが2月のパッチ情報を更新
MS、2月の月例セキュリティ更新をリリース - ゼロデイ脆弱性2件に対応
MS、2024年最初の月例セキュリティパッチを公開
「Barracuda ESG」に再びゼロデイ脆弱性 - 外部ライブラリに起因、利用者は注意を
MS、月例パッチを公開 - 34件の脆弱性に対応
Windowsの警告機能を回避する既知脆弱性 - 悪用に注意
MS、11月の月例セキュリティパッチを公開 - 複数ゼロデイ脆弱性を修正
米政府、脆弱性「Citrix Bleed」についてガイダンスを公開
「JVN iPedia」の登録数、前四半期比3.7倍に - 前年分公開の影響で