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同一取引参加者による同一銘柄の集中発注が原因 - 東証のシステム障害

東京証券取引所の売買システムにおいて、10日に一部銘柄が取引停止となる障害が発生した問題で、注文処理のデッドロックが原因だったことがわかった。

立会開始前に同一取引参加者から同一銘柄について、短時間に集中して大量発注が行われたために、注文登録処理にデッドロックが発生。さらにデッドロックが上限回数である100回を越えたためにシステムが停止した。東証では対応策を実施しており、11日以降は影響ないと説明している。

また東証では、投資信託商品である「ダイワ上場投信―東証電気機器株価指数」についても10日午前に一時障害が発生したとアナウンスしていたが、調査の結果、通常処理による現象であり、障害が原因ではなかったことが判明したという。

東京証券取引所
http://www.tse.or.jp/

関連記事:東証でシステム障害、2銘柄の取引が一時停止 - 後場より再開
http://www.security-next.com/007755.html

(Security NEXT - 2008/03/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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