Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

DM利用した海賊版販売で複数の逮捕者 - 購入者の転売から発覚した例も

コンピュータソフトウェア著作権協会によると、海賊版販売による著作権法違反容疑の逮捕が相次いでいる。オークションサイトは、海賊版販売の取り締まりを強化していることから、巧妙な手口が増えており、今回のケースも、直接メールでリストを送付するものだった。

岩手県警と一関署は、2007年6月ごろから8月下旬にかけてメールと自らが運営するサイトを通じて地図ソフトの海賊版などを販売したとして、桐生市の無職男性を逮捕。別の海賊版販売事件の容疑者が、同男性より海賊版を購入したと証言し、そのことが事件発覚の発端になったという。

男性は、オークションサイトでIDを停止されたことから、ウェブサイトを立ち上げたり、以前の顧客にダイレクトメールを送付するなど販売を続けていた。2006年1月以降、銀行口座へ2000件以上の入金記録が見つかっている。

また、茨城県警とつくば中央署は、オークションサイトを通じてCADソフトの海賊版を販売した川崎市の会社員男性を逮捕した。男性はオークションサイトで正規品を装い、問い合わせのあった顧客に対し、約100種の海賊版リストをメールで送付して購入者を募っていた。複数の架空口座を利用していたこともわかっている。

コンピュータソフトウェア著作権協会
http://www2.accsjp.or.jp/

(Security NEXT - 2007/11/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「WinRAR」に深刻な脆弱性 - ゼロデイ攻撃で判明
ビジネス交流会サイトに攻撃試行 - 攻撃遮断も一時閉鎖
配食サービス先リストが所在不明、携帯したコピーを紛失 - 東村山市
ひとり親世帯の対象者リストを第三者に誤送信 - 山形県
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
ホビー通販サイトが改ざん被害 - 個人情報流出の可能性
Omnissaのメールセキュリティ製品にSSRFの脆弱性 - アップデートが公開
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性8件を修正
先週注目された記事(2025年8月3日〜2025年8月9日)