Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

外部より内部からの情報漏洩が心配 - ウェブルートの中小企業調査

国内の中小企業では、ウイルスなど外部からの攻撃より、従業員のミスや盗難など、内部からの情報漏洩をより深刻な脅威と捉えていることがわかった。

セキュリティベンダーであるウェブルート・ソフトウェアが2007年8月から9月にかけて、中小企業におけるセキュリティ被害状況や対策について調査を実施し、判明したもの。コンピュータの所有台数が5台から999台までの企業で、セキュリティソフト購入に関して決定権をもつ担当者を対象に調査が行われた。有効回答数は309件。

現状認識に対する質問では、「従業員の過失」および「内部者による妨害やデータ盗難」をセキュリティ上の脅威と考える企業がいずれも39.8%で同率首位。「ウイルス(31.0%)」や「スパイウェア(25.2%)」など外部からの脅威を上回った。同社ではその理由として、従業員に対するIT利用の制限や監視が進んでいないことを挙げている。

実際にその結果がセキュリティ対策に関する調査に反映されている。ウイルス対策ソフトの導入は92.4%の企業が実施。一方で、「メール」や「インスタントメッセージ」の利用、「業務外のウェブアクセス」、「音楽や動画などのダウンロード」などすべての項目において、半数以上の企業が規制や対策を実施していない。セキュリティ上の脅威が複雑、IT部門が「ない」とする企業が約4割。1人から2人で対応している企業も19.1%と人材不足が浮き彫りとなった。

また1年間で、35.3%の企業がスパム、30.1%がウイルスによる被害を受けた。業務中止やPCパフォーマンスの低下といった損害が発生している。さらにスパイウェアの17.5%、トロイの木馬11.3%と続いた。また上位ではなかったものの、「フィッシング詐欺(3.2%)」や「ルートキット(1.0%)」といった被害も報告されている。

ウェブルート・ソフトウェア
http://www.webroot.co.jp/

(Security NEXT - 2007/10/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Linuxカーネルに権限昇格の脆弱性「Copy Fail」 - PoC公開済み
米当局、悪用リストに脆弱性3件を追加 - 最短で5月3日対応期限
小中20校で児童生徒の個人情報を同意なしにPTAへ提供 - 静岡市
サイバーセキュリティ総務大臣奨励賞、個人2名と2団体が受賞
複数Chatworkアカウントが侵害、不正な請求書送信も - 鉄道設備機器メーカー
電子カルテで知人情報を不正取得、漏洩した病院職員を処分 - 青森県
手術室のタブレット端末が所在不明 - 荻窪病院
「Firefox」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
業務用チャットアカウントに不正アクセス - 東京計器
デンソー海外2拠点にサイバー攻撃 - 情報流出の可能性、生産に影響なし