Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Windows XPとIE 7の組み合わせで脆弱性 - MSがパッチを準備中

Windows XPやWindows Server 2003にInternet Explorer 7をインストールした場合、URL処理に脆弱性が発生することがわかった。現在、脆弱性を解消する具体的な方法はなく、マイクロソフトは、脆弱性を解消するセキュリティ更新プログラムの開発を進めている。

マイクロソフトのアドバイザリによると、Windows XPやWindows Server 2003へIE 7をインストールすると、コンポーネントが更新され、その結果URLやURIの処理に脆弱性が生じるという。不正に加工されたURLを処理した場合、リモートでコードが実行される可能性がある。

同社では詳細について調査を進めているが、現時点でゼロデイ攻撃は確認していないという。また今回の脆弱性は、前記の組み合わせで利用した場合でのみ発生するもので、Windows VistaやInternet Explorer 7がインストールされていない環境では影響を受けないとしている。

同社ではWindowsやウイルス対策ソフトを最新にするほか、ファイアウォールの利用や不審なURLへアクセスしないよう、注意を呼びかけている。

マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (943521)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/943521.mspx

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

(Security NEXT - 2007/10/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

GovTech東京の支援プログラム、受講者間で個人情報が閲覧可能に
保存場所を誤り、児童用端末から成績が閲覧可能に - 大阪市
職員が患者の検査画像をSNSに投稿 - 都内の循環器専門病院
健康ポイント参加者宛の案内メールで誤送信 - 鏡野町
不正アクセスにより採用情報ページでシステム障害 - 日東エネルギー
日本コロムビアやグループ会社にサイバー攻撃 - 詳細を調査中
米政府、「Exchange Server」脆弱性で緊急指令 - 週末返上での対応求める
川崎市、要配慮個人情報の事故報告で遅れ - 個情委が指導
「JWE」のRuby実装に深刻な脆弱性 - 総当たり攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外パッチ