Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

業務委託先から行政情報がWinny流出 - 国土交通省

国土交通省の行政情報が、ファイル交換ソフト「Winny」を通じてインターネット上へ流出したことがわかった。個人情報も含まれる。

同省中部地方整備局名古屋国道事務所が業務を委託していた中部建設協会から行政情報が流出したもの。同協会の元従業員が作業のために自宅へデータを持ち帰り保存、消去していなかったため、ウイルス感染により「Winny」を通じてデータが外部へ流出した。

流出したデータは、同事務所が扱った道路占有許可に関する申請書類などで、個人情報が6件含まれる。同省では業務データの持ち出しを禁止し、ファイル交換ソフトについても情報漏洩の危険性など呼びかけていたが守られていなかった。

国土交通省
http://www.mlit.go.jp/

(Security NEXT - 2007/08/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開