三菱UFJニコス提携カードで信用情報の登録ミス - 一部で不利益発生も
三菱UFJニコスは、全国銀行個人信用情報センターへ信用情報を登録する際にミスがあったと発表した。同社によると、今回の誤登録における被害の範囲は、提携カード22社分のみで、UFJカードおよびNICOSカードへの影響は否定している。
信用情報の誤登録が発生したのは、同社や三菱東京UFJ銀行提携企業22社が発行するDCブランドカードで、11万2730件最大4万2449人に影響が出た。2006年10月に全国銀行個人信用情報センターがシステム変更を実施したが、同社が対応する際に一部問題があり、誤登録につながったという。
具体的には、同社が2006年10月30日から2007年6月28日までに取り扱ったクレジットカードのキャッシングサービスにおける利用残高10万8296件、最大3万8542人分が登録もれとなったのをはじめ、クレジットカード利用代金の支払い状況やキャッシングサービスの返済状況にについても4079件最大3552人分が、また退会情報の未登録や完済情報の二重登録など355件、最大355人分についてミスがわかっている。
また今回の誤登録により、最大2324件について不利益が発生した可能性がある。同社では、6月28日までに登録データの修正を実施。関連する顧客に対して個別に謝罪するという。
三菱UFJニコス
http://www.cr.mufg.jp/
関連記事:信用金庫の信用情報で登録ミス314万人分
http://www.security-next.com/005091.html
関連記事:ローン払ったはずが「未払い」 - 信用情報の登録ミス、銀行でも
http://www.security-next.com/005205.html
関連記事:JCB、プログラムミスで信用情報22万4460名分を登録ミス
http://www.security-next.com/005786.html
関連記事:国民金融金庫、信用情報の登録ミス1753件判明 - すでに修正済み
http://www.security-next.com/005126.html
(Security NEXT - 2007/07/02 )
ツイート
PR
関連記事
イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起