Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

みちのく銀行で信用情報を一時誤って登録 - プログラム改変時のミスで

みちのく銀行のシステムに問題があり、一部顧客の信用情報を誤って記録していたことがわかった。改修はすでに終了している。

同行によると、同社のバンクカードを利用した一部顧客について、延滞が発生していないにもかかわらず、6月11日から14日までの4日間、全国銀行信用情報センターへ誤った延滞情報を登録したという。13日に不具合が判明、誤登録が発生したのは341件で、同行では翌14日に延滞情報の修正を行った。

2006年に実施した全国銀行信用情報センターのシステム改変にともない、5月にプログラムの変更を日立製作所へ委託。その際にプログラムミスがあり、誤って利用明細から延滞情報を作成、同行の確認も不十分だったことから誤登録が発生した。

今回の誤登録が原因で融資を受けられなかったといったトラブルは発生していないという。同行では、再発防止を目指し、定期的な登録データの全件照合など実施する。

みちのく銀行
http://www.michinokubank.co.jp/

(Security NEXT - 2007/06/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

県立高で奨学金申請希望一覧表を生徒に誤配付 - 新潟県
新規就農者向けの研修案内メールで誤送信 - 諫早市
ランサムウェア被害による個人情報流出を確認 - 日本セラミック
都校務支援システムに不具合 - 102校の健診データを誤登録して喪失
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
シルバー人材センターで広報配布名簿を置き配、所在不明に - 北広島市
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
【特別企画】専門家13人が「生成AI時代」のセキュリティを多角的に解説