インストールで報酬支払うアフィリエイト型アドウェアが蔓延
インストールさせることにより報酬が発生するアフィリエイト方式を採用したアドウェアが出回っているとしてセキュリティベンダーのウェブルートは注意を促している。
同社が提供するスパイウェア検索ツールにより4月に検出したアドウェアの傾向としては、P2PソフトへのバンドルやActiveXによりインストールするものが減少する一方、「SnapInstalls」をはじめ、インストールさせることによりサイト運営者に報酬が入るタイプのアドウェアが蔓延しているという。
またアドウェアは、ウェブ経由でインストールされるだけでなく、トロイの木馬経由で侵入する可能性もあることから、アドウェアが検出された場合はトロイの木馬に感染していないか確認することが重要だとしている。さらにアニメーションカーソルの脆弱性を狙うトロイの木馬が目立っており、ウェブ経由で感染することも多いからセキュリティパッチの適用などを訴えている。
同社が発表したカテゴリーごとの検出数トップテンは以下のとおり。
アドウェア
1位:CnsMin
2位:Cydoor
3位:DriveCleaner
4位:System Doctor 2006
5位:GAIN
6位:SearchTool
7位:180search Assistant/Zango
8位:VirusBurst FakeAlert
9位:WhenU
10位:WhenU SaveNow
トロイの木馬
1位:Trojan-Downloader-Zlob
2位:Trojan Hachilem
3位:Trojan-Downloader-Ruin
4位:UkVideo
5位:Trojan Downloader Matcash
6位:Trojan Agent Winlogonhook
7位:Trojan Backdoor FlyYu
8位:Trojan Rbot
9位:Trojan Backdoor us15info
10位:Trojan Busky
システムモニタ
1位:Any@Web
2位:Skin98
3位:Win-Spy Monitor
4位:Active Keylogger
5位:Sc-Keylog
6位:Captain Mnemo
7位:Sword Keylogger
8位:Trojan Keylogger Lineage
9位:ICUSurf
10位:ChatWatch
(Security NEXT - 2007/05/09 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
特権アクセス管理製品「Symantec PAM」に深刻な脆弱性
「MS Edge」がリリース - 独自含む脆弱性10件を解消
先週注目された記事(2025年2月2日〜2025年2月8日)
サンリオ関連会社でランサム被害 - 個人情報が流出した可能性
案内メール誤送信でイベント出店者のメアド流出 - 燕市
植樹祭参加の申込フォームで個人情報が閲覧可能に - 薩摩川内市
「Defense Platform HE」に複数脆弱性 - 最新版へ更新を
ランサム被害が発生、主要生産システムに影響なし - 潤工社
Cisco、セキュリティアドバイザリ8件を公表 - 脆弱性18件に対応
「IBM Security Verify Directory Server Container」に複数の脆弱性