Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

生徒指導関連の資料を含むUSBメモリを紛失 - 高槻市の中学校

高槻市立第六中学校の教諭が、在校生や卒業生など約100名の個人情報を含む資料を保存したUSBメモリを紛失したことがわかった。

所在が不明となっているメモリには、同教諭が担当する生徒指導関連の資料が保存されていた。具体的には、2005年度と2006年度の長期欠席者85名の氏名、学年、クラス、欠席日数などが記載された報告書、および不登校やいじめなどの問題行動があると見られる生徒の名字、学年、クラスなどが記載された会議資料など。合わせて約100名ほどの個人情報が含まれる。

同教諭は、3月30日にメモリを使用して仕事をし、その後帰宅した。2日後に再びメモリを使って作業しようとしたところ、デスクの保管場所に見当たらず、周辺や自宅、立ち寄り先などを探したが発見できなかったという。全職員で捜索したが見つからず、4月3日に紛失届を提出した。

同校では、該当する生徒と保護者に対して個別に説明と謝罪をするとしている。また5日に保護者会を開き、経緯説明と謝罪をした。保護者会では、盗難やインターネット上への流出、高校入試への影響を心配する声や、管理の甘さを指摘する意見が寄せられたという。

同校では、個人情報については鍵のかかる引き出しや棚に保管するよう指導してきたが、徹底されていなかったとして、今後は職員の研修を行うなど指導を強化するとしている。

(Security NEXT - 2007/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

医療費の検査資料が所在不明、誤廃棄か - 会計検査院
ぴあチケットリセールサイトでキャッシュ設定ミス - 個人情報を誤表示
「Firefox 140」がリリース - 脆弱性13件を解消
「FortiOS」などFortinet複数製品に脆弱性 - アップデートを
個情委、学校の個人情報事故に注意喚起 - 紛失が5割弱、ICT化の影響も
「Cisco ISE」に深刻な脆弱性、root権限奪取も - 修正版を公開
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
企業や団体宛ての同報メール件名にメールアドレスを誤記載 - 佐賀県
避難行動要支援者名簿が所在不明、差替時に判明 - 一関市
MDMサーバから従業員情報流出、削除データも - ジブラルタ生保