Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2006年は迷惑メールの総数が274%増加 - 米SonicWALL調査

2006年中にイメージスパムが500%近い増加を示したことがソニックウォールの調査でわかった。

同調査は、同社が2006年におけるメール関連の脅威をまとめたもので、「SonicWALL Email Security」ユーザーからのレポート、および同社のSMARTLABSネットワークを通じて寄せられたメール利用者の回答を集計した。

迷惑メールの総数は274%の増加を記録。なかでも画像を使用することでスパム対策ソフトをすり抜けるイメージスパムが500%近い増加率を示したほか、企業内のメールアドレス収集を目的としたDHA攻撃も前年比505.6%となった。

さらにbotネットの増加も報告されており、ウイルスに感染し悪意ある第三者によって制御されたゾンビコンピュータからのスパム送信が増加しているという。スパムにおいてなりすましに利用される上位10社はいずれも銀行だった。

また、フィッシングメールは64%増加。手法は巧妙化し、1回の攻撃に業者が送信するメッセージの数が増加している。その他の脅威では、個人情報をねらうスパイウェアやキーロガーが増加した。

(Security NEXT - 2007/01/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サンリオ関連会社でランサム被害 - 個人情報が流出した可能性
案内メール誤送信でイベント出店者のメアド流出 - 燕市
植樹祭参加の申込フォームで個人情報が閲覧可能に - 薩摩川内市
「Defense Platform HE」に複数脆弱性 - 最新版へ更新を
ランサム被害が発生、主要生産システムに影響なし - 潤工社
Cisco、セキュリティアドバイザリ8件を公表 - 脆弱性18件に対応
「IBM Security Verify Directory Server Container」に複数の脆弱性
米当局、1月は14件の脆弱性悪用について注意喚起
米当局、「7-Zip」などの脆弱性に注意喚起 - 悪用カタログに5件追加
JetBrains、1月のアップデートで脆弱性10件を解消