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佐伯市職員のPCから個人情報など漏洩 - WinnyとShareがインストール

大分県佐伯市は、消防署職員120名分の名簿を含む業務情報が、職員のウイルス感染パソコンからファイル交換ソフトを介し、ネット上に流出したと発表した。

流出したのは、同市消防署職員120名の名簿や防火対象物管理者への指示、指導事項に関する文書6件。12月13日に流出が判明した。

流出原因は、職員宅のWinnyやShareがインストールされていたパソコンで、持ち帰ったデータをパソコンに保存、作業を行っていた。ウイルス対策ソフトについては、導入されているもののライセンス切れに気付いていなかったという。

同市では2006年3月以降、ファイル交換ソフトやデータの持ち出し時に関する注意など数回にわたり通知していたが、遵守されていなかったという。同市では、14日には防火対象物管理者に対し、訪問して直接謝罪した。

(Security NEXT - 2006/12/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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