Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

JA周南、個人情報記載の帳票を紛失 - 一部は裏面使用も

周南農業協同組合は、個人情報の記載された「購買未収金残高一覧表」の紛失が判明したと発表した。

JAで貯金引き落としを利用して商品を購入した者が記載されている「購買未収金残高一覧表」が、本来保管されるべきところを、裏面が再利用され、さらに一部の所在が不明となったもの。農家の指摘により判明したという。

帳票が誤って再利用されたのは2004年9月3日から同月23日の間で、帳票が4分割された上で、裏面に氏名を印刷し、農家が生産物をJAに持ち込む際に付ける名札として、47戸の農家に配布されていた。

同組合は、配布された用紙約230枚のほとんど回収したが一部はすでに配布先となった農家にて処分されていたという。また、内部調査を行った結果、保管期間の残っている帳票約1200枚が所在不明となっており、誤って焼却処分したのではないかとしている。

同組合では、組合員の代表が集まる総代会などにおいて経緯を報告。再発防止策として、個人情報の保管場所を特定し施錠を徹底すること、帳票類を毎月チェックして報告書を提出することなどを実施するとしている。

(Security NEXT - 2006/02/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意