Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2010年のセキュリティ市場見通しを公表 - 野村総研

野村総合研究所は、2010年までのセキュリティ市場動向を見通しを発表した。個人情報特需は一過性としながら、今後も堅調な伸びを示すとしている。

ウイルス対策市場は、2005年度予測の599億円から2010年には1008億円市場に到達すると予測。クライアントからの漏洩などを防止する「情報漏えい対策ツール」についても、320億円から472億円とウイルス対策より市場規模は小さいものの、ほぼ同様の割合で成長する見通しを示した。

バイオメトリクス認証機器の市場についても堅調で、現在の128億円から242億円へ伸びるとしている。一方、2005年度見通しが1100億円市場と大きく成長してきたセキュリティポリシーの策定や、認証取得の支援、トレーニング、セキュリティ診断、監査といった「セキュリティサービス市場」については、2006年が1140億、2010年が1370億円と緩やかな伸びへ移行していくとしている。

同社では、今回ブロードバンド市場や放送市場など、セキュリティ市場以外の予測も行っており、今後はさらに携帯電話やeビジネス、ハードウェアなどの市場予測についても公表していく予定。

(Security NEXT - 2005/12/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

都立高で生徒情報含むファイルを紛失 - 生徒間に画像が拡散し判明
電子版会員の個人情報がウェブから閲覧可能に - 熊本日日新聞
がん検診受診予定者の個人情報をメール誤送信 - 浦河町
検証機能にバグ、ファイルの問題を検知できず展開 - CrowdStrike
米親会社委託先にサイバー攻撃 - 希少疾患の製薬会社
未使用でも影響、7月修正の「IEゼロデイ脆弱性」 - 遅くとも5月に悪用
2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
アカウント管理システムに侵害の痕跡、個人情報が流出 - 伊藤忠丸紅鉄鋼子会社
Dockerエンジンの認証プラグインに脆弱性 - CVSSは最高値だが悪用可能性は低
「BIND 9」にアップデート - DoS脆弱性4件を修正