Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

携帯ミュージックプレイヤーにウイルスが混入 - クリエイティブメディア

クリエイティブメディアは、出荷準備中および7月下旬に製造、出荷されたデジタルオーディオプレーヤー「Creative Zen Neeon 5GB」に ワーム「W32.Wullik.B@mm」が混入している可能性があると発表した。

原因は、同製品の最終パッキング作業工程の複数のオフラインシステム上で発生したため。同社では、生産ラインについては修正を終えたが、現在同製品の出荷を停止し、流通段階にある該当ロットを回収している。

同社では、該当ロットは、全世界においては同時期に製造出荷された総数の1パーセント未満としており、日本への出荷割り当て約3700台のうち5%以下に混入のおそれがあるとしている。

該当ロットのシリアル番号は、「M1PF1230528000001M」から「M1PF1230533001680Q」まで。該当製品が手元にあるユーザーは、ワームの有無を確認した上で、駆除してほしいとアナウンスしている。混入の確認方法は同社サポートページを参照のこと。

ワームは、2年近く前に発生したもので、ほとんどのアンチウイルスソフトが対応している。同社広報によれば、今回の混入はユーザーの報告により判明したもので、29日14時の時点でワームへの感染被害などは寄せられていないという。

(Security NEXT - 2005/08/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

イベント案内メールで誤送信、参加者のメアド流出 - 氷見市
サンプルコードなどの既知シークレット流用、サイト侵害の原因に
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
従業員アカウントが不正利用、フィッシング踏み台に - 常石G
通信機器経由でサイバー攻撃、侵害サーバに顧客情報 - 日本プラスト
海外グループ会社でインシデント、影響を調査 - 電通グループ
2月に「セキュキャン2026フォーラム」開催 - 活動成果を募集
「CSIRTスタータキット」の改訂版を公開 - 日本シーサート協議会
柏崎刈羽原発説明会の情報公開文書でマスキング漏れ - 新潟県
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開