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IPA、スパイウェアの被害防止に向けて注意喚起

情報処理推進機構は、スパイウェアによりインターネットバンキング利用者の口座情報やパスワードが詐取され、不正な送金が行われた事件の発生を受け、被害を防ぐために必要な対策を公表して注意を喚起した。

同機構はまず、ウイルス対策ソフトの活用を挙げている。ソフトを導入するだけではなく、パターンファイルを頻繁に更新すること、また、常時監視の設定を必ず有効にすることが重要だとしている。さらに、定期的にパソコン内をスキャンして、悪意あるプログラムの存在の有無を確認するよう求めている。

くわえて、メールの添付ファイルを安易に開かない、ウェブサイトからのダウンロードに注意するといった普段の心構えが重要だとしている。また、OSやメールソフト、ブラウザに存在するセキュリティホールを悪用するケースもあるため、修正プログラムを適用して常に最新の状態を保つよう求めている。

(Security NEXT - 2005/07/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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